本棚の中の小宇宙

日々読んだ書籍をネタバレ全開で語るブログです

【感想】暗黒女子(著: 秋吉理香子)

あらすじ
名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある女生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ―。果たしていつみの死の真相とは?全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作!

 

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舞台は名門女子高、そこで美しく聡明な女子生徒が死んだ。
その1週間後彼女が所属していた文学サークルにて第67回となる、定期創作会が催された。定期購読会では毎回闇鍋が開催される。
今回のテーマは死んだ女生徒「白石 いつみ」について
段々と明らかになる死の真相、最初の女子高の清廉な雰囲気から変貌し、おかしくなっていく世界、そして行き着いた先は・・・

それぞれの生徒が作成してきたという設定なので登場人物5人それぞれの文体が若干違うという演出がよかった作品でした。だからといって読みづらいこともなく、むしろ読みやすい平易な文章ですいすいとよめてそれもよかったです。

タイトルは読書会が暗闇というところとそれぞれみんなが自分に都合が悪いところは隠し他人の悪口はいきいきと語っている黒さを合わせたいみあいのなのかなと思ってみたり
ただ映画で見てみようかなと思う人は絶対に予告編は見ないほうがいい
半分ネタバレみたいな感じだったので